1930

律子P「千早ちゃんに繋いでもらえますか?」

小鳥「では千早ちゃんに電話を繋ぎます」

千早は海の公園に来ていた。

砂浜沿いに屋根つきスペースが見える。

千早「来てみて思ったけど海と律子とどんな関係が…?」
キョロキョロと辺りを見回してみるものの律子の姿は見当たらない。

千早「律子、何処に…」
フードを被って雨を避けるようにして走る千早のポケットから蒼い鳥の電子音が流れ出す。

千早「電話…。もしもし?」

律子P「千早ちゃん?」

千早「律子のプロデューサー。どうですか?見つかりましたか?」

律子P「いや、見当たらないよ…そっちは?」

千早「こっちにも居るようには思えません…でも何故ここだと?」

律子P「思いつめてたみたいだから…人気の無い場所に行くかもしれない。ゆっくり考えられる様な場所にと思ってね…」

千早「なるほど、納得しました」

律子P「居なさそうならその辺を探してもらっても仕方が無いかな…住宅街を見てもらって良いかな?」

千早「わかりました。ではそちらに向かって探してみます」

律子P「お願いするよ。俺は駅前に移動するから」
プロデューサーは携帯を閉じると駅前に移動を始めた。

2000

駅前に着いたプロデューサーは肩で息をしながら辺りを見回していた。

律子P「いないか…くそっ!」
プロデューサーの携帯電話が鳴り響く。

律子P「はい」

小鳥「プロデューサーさん、小鳥です」

律子P「小鳥さんから電話が来るって事は…」

小鳥「残念ながらタイムリミットです…」

律子P「そうですか…分かりました。また明日探してみる事にします」